介護保険の財政について

保険料負担は全体の50%

 

よくTVや新聞などで、日本の年金財政は破綻しているといったニュースも目にしますが、介護保険の財政も同様に厳しい状況だと言えるでしょう。ここでは、介護保険の財政の仕組みについて詳しく解説していきたいと思います。

 

まず、収入と支出です。介護保険の収入とは、国民がどのように負担していくかということです。介護保険に関する費用負担は、大きく分けて3つあります。

 

1つ目は、利用者負担で、介護給付所要額の1割に相当します。2つ目が、被保険者が負担する保険料で、65歳以上の第一号被保険者が負担する保険料は、介護給付所要額の20%であり、第二号非保険者が負担する割合は30%となっています。

 

この2つを合計すると50%となり、保険料以外では、公費(税金)で負担しています。ちなみに公費の割合は、国が25%、市区町村と都道府県が12.5%ずつ負担する事とされています。

 

総費用は年間約8兆円

 

2010年度の介護保険の予算は、7.9兆円となっており、2000年度の実績3.6兆円の約2倍です。2009〜2011年までの第一号被保険者の介護保険料基準額は平均4160円となっており、過去に比べても1.7%増加しています。

 

第一期で2911円、第二期で3293円となっていますから、介護保険料は年々増加しているのが分かります。今後さらに、少しずつではありますが、財政を補うために保険料は増加していくのではないか、と考えられます。