介護に関する注目ニュース

気になった介護に関するニュースについて、取り上げていきます。

 

外国人を介護士として受け入れる

国は、外国人介護士の受け入れを進める方向で議論が続けられています。

 

そんな中、介護施設を展開しているとあるグループでは、日本で中国人の介護士を育成し、自分たちが作る上海の大型老人ホームにて雇うという計画がなされています。

 

中国人に、実際に日本国内の施設にて働いてもらい、介護技術を学んでもらうとのことです。

 

年間100人ずつ受け入れ、同グループの介護施設にて勤務してもらうということですが、日本語教育の問題や、日本の施設で働くという問題など、そのような点を考えると不安に感じる部分はあります。

 

これは、介護士の人材不足に対応するための策だということです。

 

日本で外国人の介護士が働くという事

以前から介護士は不足しており、2025年には、約30万人以上の介護士が不足すると言われています。

 

にも関わらず、介護サービスや施設の需要は増えるばかり…そのような中で、何かしらの策を講じることはとても重要です。

 

ですが、日本において外国人が介護を行うというのは、あまり良いようには思えません。

 

というのも、飲食店やコンビニなどで勤務することとはまるで違うからです。

 

ただ黙々と排泄介助や食事介助、入浴介助などを行えばいいというものではありません。

 

なんとか日本語が話せるという程度で良いものではありません。

 

介護は、今まで生きてきた高齢の方々の人生を尊重し、生活を尊重し行っていくものです。

 

就寝前の声かけや、日頃の会話一つにしても、その方について知っていなくてはなりません。

 

地方では、方言で話される入居者様が多くおられますし、その地域に根付いている文化や言葉、慣わしなどもあります。

 

そのような点に、外国の方がどうやって対応すればいいのでしょうか。

 

認知症の方や、高齢者の方独特の会話の仕方をしなくてはならないとき、たどたどしい日本語で会話ができるのでしょうか。

 

入居者様の小さな変化や気持ちの変化、普段の言葉の変化から現れる心情を読み取ることができるのでしょうか。

 

ただ単に日本語を少し話せて、介護の技術が卓越しているとしても、日本での介護を行うことは難しいのではないかと思います。

 

教育と研修を重ね、その辺りを含めてどのようになっていくのか、とても興味深いニュースだと感じました。

 

日本人が介護業界に就職することを拒否しているのではありません。

 

労働と賃金があまりにも合っていないために、介護の仕事をしたくても生活の都合上出来ない人が多いだけです。

 

外国人労働者を雇う前に、介護を受ける高齢者の視点に立ち、外国人に介護をしてほしいと感じているのかどうかを考えてみる必要があります。

 

介護を受けるのは議論の中心となっている方々ではなく、高齢者の方です。入居者様は実験台ではありません。

 

まずは、根本的な問題を見直す必要があるのではないかと思います。