介護の仕事に欠かせないこと

先日のニュースで認知症の高齢者で行方不明になっている方が一万人を超えているという内容を知り大変ショックを受けました。近年、介護は施設から在宅へ移行しつつあり、それが裏目に出てしまった現状だと思います。

 

在宅にいる認知症の高齢者は徘徊することが多くそのまま家に戻れなくなるケースが相次いでいます。認知症の為自分の名前や住所などもわからず、発見された地域の施設に入所する流れになっています。それでは、介護は施設への逆戻りですよね。

 

では、在宅で暮らす高齢者に必要とされているものは何なのでしょうか?適切なケアサービスはもちろんのこと、その根底では人との関わりあいの大切さが基本となっているのです。私達介護の仕事に従事している人間に求められることは、利用者の身体のケアのみならず、心のケアだということです。

 

私は介護の中でも、主に介護事務の仕事をしています。介護福祉士の資格ももっていますので、時々在宅の介護にも出向いています。そうした中、在宅で暮らす高齢者の中には大変な孤独感を持っている方が多くいらっしゃることに気づくのです。

 

事務所では、介護士が実施した介護実績をパソコンに入力し、サービス予定表と変更していないかなどの確認作業をしています。また、月に一度、前月分の介護報酬を市町村に請求するための事務処理を行っています。

 

介護サービス利用料は1割を利用者が支払い、残りの9割は保険者である市町村(国民保険連合会)が負担します。そのため、私達介護事務員は「介護給付費明細書」を作成し市町村に電送しなければなりません。

 

そのような重要な役割を担っていながらも、事務所内で欠かせないのが利用者への温かい対応です。直接顔を見て対応することよりも電話での応対の方が多いのでその分声と人物、更にはその人物の特徴なども徐々に知りながらコミュニケーションを深めていくことが大切です。

 

中には寂しくて電話をかけてくる高齢者もいらっしゃいます。そんな時こそ、介護事務員を必要としているのだと肝に銘じて大切に関係を保っていきたいと感じます。