介護事務の仕事を始めたきっかけ

つい先日、「本日、65歳以上の人口が25%を超えました」とのニュースを耳にしました。介護事務員として仕事をしている私にとっては実に関心の高いもので、思わず近くにいた同僚と話に花が咲いてしまいました。

 

日本の超高齢社会はますます加速化していき、私達介護事務員は忙しくなるね、大変大変と。また、そう言いながらも職を失うことはないだろうなという少々不謹慎な安心感にも包まれていました。できるなら、高齢者になっても介護保険のお世話にならず健康で過ごせることに越したことはありません。

 

しかし、近年では認知症の高齢者の増加や、介護予防を怠った方が結果、要介護になるケースが増えています。介護について今一度「知る」ことが大切なのではないでしょうか?実は私もそんな思いから介護事務員の仕事を始めることにしました。十数年前はただ漠然と少子高齢化の日本をまるで他人事のように見ていました。

 

しかし、目の前で祖父母が認知症になっていく姿を見て徐々に気持ちに変化が出できました。祖父母は満足に介護をされないまま他界してしまいました。そんな時に日本では介護保険制度が発足され、私は何か運命を感じ介護の世界に入ったのです。当初は介護士として高齢者のお世話をしました。まるで祖父母にしてあげられなかった分必死に仕事として介護に明け暮れていました。

 

今思えば自己満足なものだったかもしれません。しかし、介護という仕事がこんなに必要とされているのだと身に染みてわかることができました。数年すると持病の腰痛が悪化したため介護事務の仕事に変わりました。介護事務は直接高齢者の身体に触れることはありませんが、電話で話をしたり相談にのったりと常にコミュニケーションをとることができます。

 

主に、勤務先である福祉施設やヘルパーステーションで発生する介護報酬を市町村に請求をする事務の仕事をしています。これを「介護報酬請求事務」といい、この事務処理により市町村から入金があり勤務先の経営を支えています。福祉施設やヘルパーステーションは、正しく介護報酬の入金があってこそ、高齢者に質の高い介護サービスを提供することができるのです。