介護事務管理士について

西暦2000年に介護保険制度ができる前までは、市町村の社会福祉事務所などが介護サービスをしていて、費用は主に公費によって賄われていました。利用者は所得に応じて一部を負担していました。

 

サービス内容も自己決定は出来ず全て行政が決定していました。これを「措置制度」といいます。この頃は、介護サービスにまつわる事務的なことは、行政がしていましたので、介護事務という職種も資格も存在していなかったわけです。

 

超高齢化社会を迎えるにあたり、介護サービスによる財源不足を恐れる事態になりました。そこで、40才以上の国民から介護保険料を国に収めてもらいそれを財源にして介護の必要な方は支えるという仕組みをとるようになりました。

 

介護サービスに要する費用の半分(50%)を公費で、29%を40才〜64才までの方が収める介護保険料で、残りの21%を65才以上の方が収める介護保険料で負担します。そして実際に介護サービスを受け利用料が発生した時は、利用料の1割を利用者が負担し、9割を上記の財源で負担します。これを「介護保険制度」といいます。

 

この介護保険制度ができ、介護報酬を国に請求することになり介護事務という職種が誕生しました。資格の正式名称は「介護事務管理士」です。この資格は「技能認定振興協会」が主催する「介護事務管理士技能認定試験」に合格した人に与えられます。

 

受験者数は毎年2000人〜2500人だそうです。受験資格は特になく、実務経験や学歴も問われないので比較的受験しやすいと思います。とは言っても学科に加え実技があるので、多少経験がある方が良いのかもしれません。

 

毎年6回、全国各地で試験があるので気持ち的にも楽な方だと思います。ちなみに、受験料は5500円です。この受験のメリットは、資料の持ち込みが認められていて、資料を参考に答案を作成できるとことです。

 

膨大な用語などを暗記したりの大変さはないでしょう。その代わり、時間内に回答と急がないといけないので、その資料からいち早く参考になる所を検索できるよう準備が必要かと思います。