医療保険と介護保険の違い

介護度の認定とは?

 

健康保険と、国民健康保険を医療保険と呼ぶのは、皆様もご存知だと思いますが、介護保険と医療保険は具体的に何が違うのでしょうか。

 

まず医療保険では、医師による病気やケガの診断があり、それが前提となって治療が実施されています。これは病気やケガの診断結果によって、外来で対応が出来る場合と、症状が重く入院が必要な場合があります。

 

これに比べ介護保険では、医者の診断にあたる部分が、「要介護の認定」となります。つまり、介護保険によって受給できる介護サービスかどうか認定を受けるためには、保険者である市区町村に認められる必要があるのです。

 

この点が医療保険との大きな違いであり、医療保険では、サービスを受けられるかどうか判断するのはあくまで医者であり、介護保険は市区町村が判断するということになります。

 

もっと詳しく言うのであれば、要介護認定は、「介護認定審査会」という市区町村の付属機関が行います。

 

限定されている介護保険サービス

 

介護保険を受給できる認定は、要支援と要介護の2つに分けられます。さらに、要介護は5つのランク、要支援は2つにランクにわかれているので、全部で7段階の認定に分ける事ができるのです。

 

介護保険で利用できるサービスは、要介護1〜5の場合は22種類、要支援の場合には、16種類存在しています。この点も医療保険の制度とは全く異なる部分になります。

 

医療保険の場合、病気やケガの状況によって治療法はそれぞれ異なりますが、介護保険では介護を要するレベルが重いか軽いかによってもサービスの量が異なることを意味します。

 

また介護保険は、要介護度に応じても、利用出来る額に制限があります。これを「定額支払制」と呼び、日常生活に密着したサービスが中心となっており、医療保険のサービスとくらべても、評価が容易で、民間業者の選別も楽だというメリットがあります。

 

具体的には、介護保険の居宅サービスのケースでは、要介護者の意思や、家族の真意、住宅の状況なども考慮に入れて、もっとも効果的なケアプラン、つまりは介護サービス計画を作成して、それに基づきサービスが実施されるのです。

 

このように、介護保険ではケアプランの作成が必須の事項となりますが、医療保険では特に法律によって定められたプランを作成する必要がないというのも違いになります。